今、目の前のことに心を込める

ワンピースより　航海士ナミ

忙しくなると当然余裕がなくなる。

それでも、目の前のことをうまく進めたいとか、
知り合った人たちとうまく付きあいたくて、

器用に立ち回ろうとする。

しかし、器用に立ち回ろうとすればするほど、
全てのものがおろそかなになる。

どうしたもんかと思っていると、

多くの人に必要とされ多忙でも、

周りの人との関係を守り、やるべきことをやる方と出会いました。

その方は能力が高く、特別器用なのかなと思いましたが、

実際共に仕事をしてみて、

多忙でも大切な人を大切にできる、
大切なことを大切にできる理由を知りました。

それは、目の前の人や事に心を込める。

いくら能力が高いといっても
人が一人でやれることは限られている。

必要とされればされるほど、
やるべきことが増えていき際限がない。

やるべきことが増え、会う人が増え、
物理的には不可能だと思えても、

その方は、
目の前の事に対して、
目の前の人に対して心を込めている。

例えば、
多忙だけど、自分も含め周りの人をとても大切にしている。

どうしてそんなことが
できるのかなと冷静にその方を見てみると、

そのとき、そのとき、
今、目の前にいる人をとても大切にしているから。

その人が目の前にいる人を
大切にする姿を目のあたりにすると、

あ、この方は誰に対しても平等に
心の底から人を大切にする人なんだな。と分かる。

きっと自分と接するときも、
同じように心を込めて接してくれているに違いないと想える。

反対にやるべきことが増え
忙しいからといって目の前の事や人を適当にあしらう人は、

一時的に小器用に対応はできるかもしれないが、

そばにいる人は

あ、この人は効率ばかりの八方美人で
目の前の人を大切にしない人なんだな。と思うようになる。

そして心の底では、

この人は自分に対しても適当な
対応をしているに違いないと思ってしまう。

やることが増えても、会う人が増えても
きちんと対応できる人は、

器用に立ち回れる人だと勘違いしていましたが、
実際自分が大切にされていると感じさせてくれる人は、

そのとき、そのとき、

目の前の事を、今目の前に実際いる人を、

心から大切にしている人だと気づかせてくれました。

野澤卓央

　【今日のコツ】　今、目の前のことに心を込める

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